口腔外科
親知らず治療
親知らずは前歯から数えて8番目の歯で、永久歯が生え揃った後に奥歯の奥に生えてくる歯です。この親知らずは正常に生えていれば問題ありませんが、横向きに倒れて生えてきたり、斜めに生えたり、周囲の歯を圧迫したりするとトラブルを招きやすいという特徴があります。
親知らずは必ずしも抜歯しなくてはいけないというわけではありません。正常に生えていれば、そのまま残すことができます。
このような判断基準で抜歯をするかを決定します。
親知らずを抜く場合
抜歯の手順
親知らずの抜歯前には必ずレントゲンで親知らずの状態を確認します。親知らずの根の状態や神経、血管の位置を確認します。
親知らずを抜歯する前に麻酔をします。表面麻酔を塗って部分麻酔の痛みを軽減させます。
そのあと部分麻酔をします。
針は細く、少しずつ入れていくようにします。当院出来るだけ圧がかかって痛くないように電動の麻酔器を使います。
多少押される感覚はありますが麻酔をしてるので痛みはありません。
顎がつらければスタッフが押さえます。
親知らずを抜いた後は穴が開いています。その部分に血液が溜まり、かさぶたができて歯茎が盛り上がってきます。かさぶたが出来易いように抗生物質のお薬を直接抜いたところに入れ、止血効果のあるスポンジで蓋をします。
ガーゼを10分ほど噛んで圧迫止血を行います。
当院では抜歯後歯科用レーザーをあてて傷口を早く治りやすいようにします。
もちろん麻酔をしてるので痛みはありません。
これをすることによって抜歯後の治りがよく、痛みにくく、晴れにくく、感染を防ぎます。
不安な方は当院で痛み止めを処方することが出来ます。
近い日で消毒に来て頂くとよりいっそう痛みや腫れが出にくくなります。
抜歯当日は激しい運動、飲酒、入浴(シャワーはok)はさけて安静にお過ごしください。
歯を抜いたところは気になるとは思いますが舌や指で触らないでください。
うがいを強くするのもさけてください。
食事はなるべく刺激物をさけ、やわらかい消化のよいものを食べてください。
お薬が出ましたら指示通り飲むようにお願いします。
上記のような流れでほとんどの患者様が抜歯していきますが、生えかたによって多少抜歯の仕方が変わります。
斜めに生えてたり、横に生えてたり、どう生えてるかわからない場合はご相談ください。