審美歯科
審美歯科治療とは、従来の虫歯や歯周病の治療など、通常の歯科で行っている治療に「美」の視点をプラスした歯科治療です。
歯を白く綺麗にしたり、歯並びを綺麗する治療です。
歯を白くしたい
歯が黄色いのが気になる。
日本人の歯は欧米人と比較すると、もともと歯質が黄色味を帯びているものですが、加齢によってさらに黄ばみは強くなります。歯の表面のエナメル質が薄くなり、黄色っぽい象牙質といつ歯の内部の組織が透けて見えてくるというのも一つの理由です。また、日々の生活の中でコーヒーや紅茶・赤ワイン、カレーなどの色の強い飲食物を口にしたり、喫煙することでタバコのヤニが付着して、天然の歯は次第に黄ばんできます。こういった着色汚れは、クリーニングやエアフローで改善できることもありますが、それでも落とせない場合はホワイトニングをご提案しています。
表面的な汚れを落とすエアフロー
水、エアー、重炭酸ナトリウムのスプレーでタバコのヤニやコーヒーによる表面的な着色を落とす歯面清掃器です。
磨きづらい矯正器具で溜まった汚れや着色も落とすことが出来ます。
エアフローの流れ
アポイントをお取り下さい。
エアフローで落とせるものか診断します。
スプレーで落としいきます。
1回で落としきれないものは2回にわけて落とします。
料金 ¥3,000〜+消費税
銀歯を白くしたい
奥歯なら目立たないだろうと思って銀歯にされた方も、笑ったときに何となく気になるという方は多くいらっしゃいます。次第に銀歯の本数が増えれば他人の視線が気になり、大きな口を開けづらくなる場合があります。
また銀歯は湿った口腔内の中では金属イオンが徐々に溶けだし、蓄積していきます。すべての方に発症するわけではありませんが口内炎が頻繁に出たり、手や顔などの皮膚が赤くかぶれるなどの金属アレルギーが発症し、全身に悪影響を及ぼす場合もあります。
自費診療にて行える、自然な色での治療方法をご紹介します。
ハイブリットセラミックス、オールセラミック、ジルコニア
ハイブリッドセラミック
ハイブリッドレジンとは、レジンという歯科用プラスチックにセラミックを混ぜ合わせたもので、自然な仕上がりと、程よい硬さを備えた被せ物です。銀歯を自然な色にしたいけれど、なるべく費用をかけたくない場合に選択肢となる素材です。
金属のギラつきなどがなく、見た目が自然です。
2つの素材を合わせたことで天然歯に近い硬さとなり、噛み合う歯への負担をかけません。
オールセラミック(陶器)のみの被せ物に比べて安価です。
金属アレルギーの心配がありません。
保険診療で製作できるのは、前歯から数えて「4番目と5番目の歯のみ」なので自費診療となります。
耐久性はセラミックやジルコニアより弱いので厚みをとらなくては行けないので歯を少し多く削ります。
長期使用すると黄色っぽく変色します。
料金 1歯あたり¥40,000〜¥60,000+消費税
(被せものの大きさによる)
オールジルコニア
被せ物全体がジルコニアできている、オールジルコニアは人工関節などに用いられるほど強度・耐久性があり、ブリッジや奥歯に適した素材です。丈夫で自然な色の歯にすることはできます。
オールジルコニアの特徴
自費診療の中でも比較的安価で奥歯を自然な色にすることができます。
水分を吸収しませんので、変色しません。
金属アレルギーの心配がありません。
色調の幅がなく、透明感に欠けます。
硬さがあるので研磨が不十分ですと、噛み合う歯が擦り減ります。
料金 1歯あたりおよそ¥70,000〜¥160,000+税
ジルコニアセラミック
強度の高い素材ジルコニアは透明感が欠けるので内側に使用し、外側をセラミックで覆うことにより天然歯のような色調がでます。金属のような強度を持ちながら、審美性の高い被せ物を製作することができます。
ジルコニアセラミックの特徴
どの部分の歯にも比較的使用しやすいです。
金属を使用しないので、金属アレルギーのリスクがありません。
水分を吸収しませんので、変色しません。
色調や透明感は、オールセラミックに比べて若干劣ります。
自費診療の中でも比較的高価です。
費用の相場
自費診療で、およそ9万円から20万円前後です。(1歯あたりの費用です)
できるだけ費用を抑えて、奥歯を自然な色にしたい」というのであれば、保険診療内での治療も可能ではありますが、治療部位が限定される上、耐久性が劣ります。
自費診療は高価ではありますが、素材や治療方法が選べるうえ長持ちします。どの治療方法にするのか、ご自身のご要望とかかる費用などと照らし合わすことも出来ますのでご相談ください。